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冷え性はダイエットにマイナス

冷え性はダイエットに不利に働きます。体重が減らないのは、もしかしたら体温が低いためかもしれません。体温が低いということは、体内環境の悪さを現しており、太りやすい体質といってもいいと思います。

冷え性と低体温は微妙に違います。冷え性というのは、手足の末端まで血液がうまく行かないために、手足が冷えている状態です。それに対して低体温とは、手足のみならず、内臓まで冷え切ってしまった状態。より深刻な状態なわけです。冷え性を放置していると、35度台という低体温に移行する危険があります。

冷え性がダイエットに不利に働くのは、血行が悪いからです。血行がよければ、血流に勢いがあるため、手足の末端部にまで滞りなく血液は送り届けられます。しかし血行が悪いと、手足まで効率よく届けることが出来ずに、手足が冷えてしまう結果となるのです。

冷え性はダイエットの足を引っぱるので、なんとか改善しなければいけません。いつまでも放置していると、冒頭で述べたように低体温をもたらすことになります。冷え性の原因のひとつとして、鉄欠乏性貧血があります。

これは、その名の通り、体内の鉄分が少ないことが原因です。鉄分は血液中にあるヘモグロビンの構成要素。鉄が少ないと酸素と結合できなくなります。すると、発生する熱量が必然的に少なくなり、体が冷えてきます。細胞内のミトコンドリアで、酸素と栄養素(糖質や脂質)が反応することによって、熱(カロリー)は生み出されるからです。

いくら有酸素運動に励んで、肺で多くの酸素を取り込んだとしても、鉄欠乏性貧血だと、ヘモグロビンとうまく結合できなくなります。鉄が欠乏すると、冷え性でダイエットに不利になるので要注意です。

過激なダイエットの食事制限をすると、食事からの鉄分の補給が不足してしまいがちです。ミネラルは食べものに微量にしか含まれていないので、食事量を減らしすぎると、不足してしまうのです。ゴマやアーモンドなどから補給できます。

冷え性はダイエットにマイナスに働きますが、筋肉をつけることによって、阻止できます。筋肉は黙っていても、熱量を消費するからです。筋肉は基礎代謝量の大半を占めるため、テレビを見てるときでも、寝ているときでも熱を発し続けます。その結果、体温が上昇します。これは消費カロリーが増えるということ。あなたのダイエットを有利にすることは、間違いありません。

冷え性はダイエットの敵ですが、これは朝食をしっかり摂ることによっても阻止できます。起床時は体温が低い時間帯ですが、食べることによってDIT(食事誘導性熱産生)が起こり、熱が発生します。これによって1日のスタートがかかり、ずっと体温を高く保っていけるのです。もし朝食抜きダイエットなどをすると、1日をずっと低体温のままに過ごすことになります。

体温が低いと、脂肪酸が細胞まで速やかに届かなくなります。そのほか内臓が冷えると、その働きが衰えるので、脂肪が燃焼しづらくなります。たとえば膵臓が衰えれば、インスリンの分泌不良になるかもしれません。同じ膵臓のグルカゴンというホルモンが分泌不良になれば、空腹時に、あまり脂肪を分解できなくなってしまいます。

冷え性がダイエット停滞の原因になるのは、脂肪分解酵素のリパーゼの働きを鈍らせるからでもあります。やはり、体温が高いほど、リパーゼは活性化するでしょう。これは筋トレ直後や、有酸素運動の約20分後にリパーゼが活性化されてくることを考えれば分かると思います。体温が高いほうが、脂肪は分解されやすいのです。

冷え性はダイエットに不利に働くのですから、入浴を利用して体質を改善することもいいかもしれません。全身浴は体が温まりそうですが、湯冷めが早いのが特徴です。それよりも半身浴や足湯のほうが、熱が体内に長く留まることになり、冷え性の体質改善に役立ちます。

全身湯では皮膚まで温めます。そうなると体の深部と皮膚とで、熱が分散してしまいます。ところが半身浴や足湯では、皮膚を露出している部分があるので、体の深部だけを効果的に温めることができるのです。足湯なら、足で温められた血液が、皮膚にいくことなく、体の深部に巡ることになります。そのほか、冷え性の改善には、湯たんぽも効果的といわれています。